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2018年 03月 22日
ここ何年もNHKの大河ドラマを観ていなかったのだが、今年の「西郷どん」はほぼ毎週観ている。
大河ドラマは、戦国末期の信長秀吉家康が登場するあたりか、幕末の龍馬や新撰組のあたりを交互に扱っていることが多くて、辟易しているのが正直なところで、その意識はまだ変わっていない。 ただ、今回は、脚本とキャストが生きていて、見応えがあると感じている。 特に、島津斉彬役の渡辺謙の熱演が素晴らしく、ヘタな役者だったら臭すぎるセリフが感動的に迫ってくるのだ。 しかし、斉彬は近々死んでしまうから、今後の展開を誰が引っ張って行くのか逆に心配になる。 主役の吉之助は別にして、薩摩藩の人物たちにも、幕府の人物にも、期待を持てそうなキャストが思いつかない。 それにしても、200数十年も続いた徳川幕府が、黒船来航から20年ほどで倒れてしまったのが、事実であっても不思議だ。 天領が十分すぎるほどあって、各藩を牽制し合せることで続いたのだし、幕府を倒してそれに代わろうなどと思う武士はいなかったのだ。 形式上は、朝廷によって官位を任命されることになっているが、実際の政治支配は江戸幕府がしていたわけで、どこから権威が崩れてしまったのだろう。 もし、斉彬が早死にしなくてあと15年ほども生きていたら、倒幕運動はなかったかもしれないし、井伊直弼が桜田門外の変で死んでいなかったら、やはり幕府が存続していたかもしれない。
by p_giacomo
| 2018-03-22 20:50
| 日常
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