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2017年 11月 06日
この作家の小説はたぶん全部読んでいると思うが、今回は作風が変わったような印象を受けた。
作家の扱っている題材についていくつか分類できると思うが、今までのイメージとは違う捉え方をしているように感じられる。 今回の題材は将棋の世界で、実のところ、何人かの棋士の名前だけは知っているが、そもそも駒の動かし方さえ正確に知らないレベルなので、戦法やら棋譜などさっぱり理解できない。 タイトル戦を描写するぐらいだから、作家自身もそれ相応の経験がないと現実味を持たせられないだろう。 時系列を交互に並べ、犯人そのものは初めからわかって進行して行くが、発見された死体は殺人によるものなのか、あるいは他に理由があるのか、その謎解きが作品の主軸となっている。
by p_giacomo
| 2017-11-06 21:38
| 本
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