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2017年 07月 11日
先日書いた、小学校の国語の教科書に載っていた話の作者による別の作品。
50年も前に書かれたものらしいが、今も読まれているという大ロングセラー。 表現というか描写にさすが50年前の古さを感じる部分もあるが、洋菓子店に置かれているケーキ類は今でも十分通用しているし、むしろその当時としては最先端の新しさだったのではないかと思う。 起こってしまったショーウィンドウのガラス破損に対して、状況的にはそこにいた子どもたちを疑うのはしかたないが、無実を訴える子どもたちを信じる教師の態度はこうした物語としてはありがちな展開だ。 子どもたちを信じない店側の態度に、不買運動が起きて売り上げが急減するのも、子ども向けの話としては予想の範囲だが、現実社会でも一般消費者を蔑ろにする企業は信用を失うもので、その意味では教訓となっている。
by p_giacomo
| 2017-07-11 22:52
| 本
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