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2015年 06月 23日
毎度のことながら、東野圭吾の新刊が図書館に入ると予約者数が驚異的に多くなる。地方の小さな図書館だが、すでに14人も後に続いている。そして、今回も当然のように貸出は1番。なにしろ、発売の1カ月半も前にリクエストしておいたのだから、これ以上早い人がいるとは思えない。
いつもながら平易で読みやすく、物語に惹き込まれる語り口だから、ページ数が多くてもほぼ一気に読み進められる。 とはいえ、今回のテーマというか題材がいわば超能力に類する、一般人には為し得ない能力を駆使しての計画犯行で、どのような気候条件の下なら可能なのか具体的に示されておらず、過程を省略して結果だけ見せるのならなんでもありということになってしまう。 登場人物の配置と駆け引きについては先の展開が気になって効果的だったが、反則と思える手法では顛末に納得が行かない。
by p_giacomo
| 2015-06-23 21:13
| 本
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