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2014年 09月 26日
読んだ後いやな気分になるミステリーは「イヤミス」と呼ばれるそうで、この作者の本は何冊か読んだことがあるが、まさしくそんな感じに苦々しいものの、癖になる独特の味わいもあったりする。
この作品は、とある新聞の人生相談に掲載された事例とその真相を諧謔的に描いていて、物事は一面的な見方だけでは本当の姿はわからないのだと、逆転劇に驚かされる。 但し、どれもが人生相談と回答の対比を載せているわけだが、別々の事例だと思っていたものが実はそれぞれの人物との相関において絡み合っていて、過去の経緯や思い違いによって実際はどんな繋がりがあったのか、登場人物が多過ぎて真相が今一つわかりにくい。
by p_giacomo
| 2014-09-26 22:31
| 本
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