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2013年 10月 06日
ここ最近、こまつ座から公演案内が届くと、劇場の立地がよっぽど不便な場所であるか出演者に興味を感じない場合を除いて、ほぼ先行予約の申し込みをしている。 ありがたいことに席の希望を可能な限り応えてくれて、観やすく出入りしやすい席に満足しているから、継続的に観劇するように心掛けているとも言える。 井上ひさしの戯曲に大きなハズレはないから、安心して観に行けるのもその要因になっているのだろう。 ただ、ホリプロとの共同製作だとキャストは結構豪華なんだが、チケット代金がやや高めの設定なのが難ではある。 ところで、2年半前に上演した「日本人のヘソ」といい、今回の作品といい、時代設定が中途半端に古くてセリフに冷めてしまいがち。 横綱大鵬とか国鉄渋谷駅とかソ連とか、いかにも古い脚本を蔵から引っ張り出してきて使っている感じ。 井上ひさしが存命だったら、これらの作品をそのまま上演したのか疑問だ。 今回のキャストで一番注目していたのは、市村正親よりもむしろ小池栄子。 市村正親がボソボソ喋ると、どうもプロフェッサー・アブロンシウスを思い出してしまうというか、元々出演作をあまり観たこともないので、それしか印象に残っていないということもある。 小池栄子というと、かつてはバストの大きさばかりがイメージとしてあったが、しばらく前から映画での演技が認められ、本格的女優として評価が定着しているので、この芝居での役どころを期待していた。 チケットがまだ残っているかどうかは知らないが、小池栄子目当てにもう一度観に行きたくなるぐらいに演技が光っていたように思う。
by p_giacomo
| 2013-10-06 20:24
| 演劇
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