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2013年 07月 10日
新聞だったか、詳しく覚えていないのだが、書評で好評だったので図書館にあった本を予約しておいた。
あらすじを読んだらなかなか興味深そうな話だから期待していたし、先の展開を楽しみにできそうな導入部だったが、人物それぞれ立場の違いは理解しつつ、現実にそんな状況に置かれたら同じような対応をするだろうと予測できるにしても、それでは捻りが弱く物語にインパクトがない。 当事者にとって人生を決めてしまうほどのセンセーショナルな事件ではあっても、他人としては覗き見趣味でしかなく、その代弁者たる報道媒体は知る権利や表現の自由を盾として、横暴な取材により当事者の傷を一層深くする。 忘れてしまいたい過去をほじくり返す正当な権利は誰にもないのだ。
by p_giacomo
| 2013-07-10 20:25
| 本
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