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2012年 11月 23日
湊かなえの新刊。
また例によって、発売前に情報を知って図書館でリクエストしておいた。たぶんまた予約者が相当数まで増えるのだろう。 この作家の作風はどちらかといえば男の想像では実感として理解しにくい部分が含まれているのだが、この作品は特にそれが顕著だと感じる。 父と息子の関係は、反発することはあってもべったりということにはなりにくいものだが、母と娘の場合、対立と同程度に姉妹のような関係も十分存在し得る。 対立するよりは良好な関係が望ましいだろうが、母への愛と自分の娘との愛を秤にかけてしまえる感情は危険なんだろうか。 母性の発生は子どもの誕生に始まるのか生育に伴ってのものなのか、人間に限らず鳥でも哺乳類でもかならず備わるものではないのかもしれない。
by p_giacomo
| 2012-11-23 20:05
| 本
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