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2012年 10月 28日
ウィーンキャストの来日公演は今までにも何回かあったそうだが、観に行ったことはなく、今回が初めて。 ドイツ語のCDを数えきれないほど聴いて、日本語よりむしろドイツ語の方が耳に馴染んでいるほどだから、他の例えば「ウエストサイドストーリー」の来日公演のような興味の無さで観に行かなかったわけではなく、たまたまスケジュールの都合でチケットを取るのを自粛していただけ。 S席13,000円は安い値段だと思わないが、開館したばかりのシアターオーブに入ってみたいという好奇心もあったし、日本でドイツ語版のエリザベートを初めて観たいとも思ったから、5月にチケットを取っておいた。 だが、やっぱり劇場が大き過ぎると後方の席だと集中力が続かない。 ストーリーも曲も知っているのに1階席からオペラグラスを使うのはなんとなく憚られて使わなかったが、これならむしろ2階席後方からオペラグラスで観た方が楽しめたのではないかという気がする。 この作品は宝塚版も東宝版も観たし、ウィーンでも数回観て、CDだって何枚も持っているほどだから、気持ちの上で刺激や新鮮味を感じられなくなっているのもまた事実で、ウィーンからの来日キャストの歌唱力は驚嘆するほどに素晴らしいはずなのに、いまひとつ高揚感を持てなかったのもそれが起因しているのかもしれない。
by p_giacomo
| 2012-10-28 21:25
| コンサート
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