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2010年 11月 05日
549ページの長編小説だが、先が気になって徹夜して読んでしまいたくなる本。無実の人間が見込み捜査と強引な取調べによって作られた自白を余儀なくされ、検察官も裁判官も弁護士さえもその供述を既定の物と認識し判決が確定してしまう。
懲役刑自体は殺人としては長くはないかもしれないし、復讐で連続殺人するのは短絡的にも思えるのだが、無実を訴えても信じてもらえず、物証もないのに有罪とされてしまう絶望感から考えれば無理もないのかもしれない。 ただ、後半部分、ストーリーのまとめ方がやや尻すぼみになってしまった感もあり、トータルバランスとすれば印象が弱い。
by p_giacomo
| 2010-11-05 07:57
| 本
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