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2017年 07月 19日
先日読んだ本と同じ作者で、それよりも前に出版されたもの。
同じ作者の本を読んでみたくて借りたのだが、主な登場人物が共通していて、どうやらシリーズ物だったらしい。 このあいだの本は国家による言論統制の危険性が主題だったのに対し、こちらは権力による犯罪の捏造というか証拠の隠蔽で個人が冤罪を被る例。 犯罪が起きると、前科者や被害者の身近にいる怪しい者のアリバイを調べるようだが、状況証拠や心証だけで犯人と決め付け、強引な取り調べで自供を引き出し、容疑者にとって有利な証拠があっても裁判には提出しないから、検察も判事もその調書の通りに進めてしまう。 後に、冤罪だったことが発覚しても、警察も検察も裁判所も事実を認める分でも、それで罪に問われることがない。
by p_giacomo
| 2017-07-19 22:31
| 本
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